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血液疾患とそれに伴う脾腫についての記録(2)

結局、予想通り胃薬は全然効果がなく、血液検査の結果を聞きに再び病院行ったのが5日の話。

「薬のほうはどうでしたか?」
いやぁ、特に変わった感じはしませんでした。
「要するに効いていない、と」
はい。そうですね。
「血液検査の結果ですけど・・・うーん特に異常ないような・・・」
と言いながら、結果票を上から順番に見ていた。
ところどころHやらLやらの記号が書いてあったが、これは今回の脾臓とは関係ないみたいだ。

ところが、
「あ!異常ありますね・・・異常あります」
と言われて一瞬面食らってのぞきこんだら、結果票の下のほうの血小板という値を示されていた。
そこには73という数字と高値を示すHがあった。

「うーん、やっぱり血液疾患の可能性が高いです
 一度血液の専門家に診てもらった方がいいですね。」

これはえらい事になったぞ、とこの時改めて実感した。

「紹介状書きますから、名古屋の病院に行って下さい」

大概、うちの近所で紹介されて行くのは隣の市にある総合病院がいわゆる定番なのだが、
いきなり名古屋まで出ろと言われて本気でビビってしまった。

「いや、だって紹介紹介ってなると面倒でしょう?」

どうやら、その病院には血液内科という専門の科があるとの事。
確かに、血液内科なんて初めて聞いた。そこらへんの総合病院でもそんな科は聞いた事がない。

結局、その日は紹介状と腹部CTの写真を持たされて帰宅。
仕事先にすぐ電話して、あんまり芳しくない事と、名古屋まで行くので次の日も休む事を伝えた。

そもそも、現時点では何の病気かわからないというのがもの凄い不安を煽った。
判っている事は、脾臓が腫れている(脾腫)事でこれは自覚症状がある。
それから、血液検査で血小板数の異常(増加)。この2点だけである。

さすがに気になったので、その晩インターネットで調べてみた。この辺は10年前だとこうはいかない。
脾腫の方は、やはりあまり楽観できない病気が多いらしい。
よくて肝炎、最悪だと白血病までいってしまうらしい。弱り気味の体にはなかなか強烈な情報である。

それでは、血小板数増加の方はどうか。
健康な人で15万~40万くらいの値らしく、うちの75万というのはやはり結構多いらしい。
血小板増多症もいろいろな原因で起こるらしいが、やはりどれも重病。
こちらも、可能性として白血病(慢性骨髄性白血病)もあるのだそうだ。

「調べなければよかったか」と一瞬思った。知らぬが仏ってヤツである。
ただ、自分の体の事だから、知らないで済まされない、ってのもよく分かっているつもり。
それからは、Webで調べまくって、関係ありそうな病気と患者さんの話を読みまくった。
そして、何があっても精神的に折れないような心構えをしようと決めた。

それなのに、打たれ弱いうちは精神的に落ち着かず、結局その日はほとんど眠れなかった。

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