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まさかのOpera 12.17リリースで、僕はとても穏やかな気持ちになった

既に自動更新チェックを切って久しいので気付くのが遅れましたが、
OperaがBlinkに移行してからかれこれ1年近く、
すっかり放置プレイかと思われていた、PrestoエンジンのOpera12が
超久しぶりにアップデートされていました。

“Presto”搭載の「Opera 12」が10カ月ぶりの更新、“Heartbleed”の間接的影響に対処
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20140424_645887.html

とは言え、内容はHeartbleedに関連したアップデートのみで、
特に12.16から変わった事もないわけですが、
往年の老害Operaユーザーからしてみると、こんなアップデートでも、
嬉しさを押し殺しつつ「あ、まだやる気あったんだ?」と
言い放ってしまいたくなるくらいの価値は十分にあるんじゃないかと思われます(笑

以前から言っていますが、そもそもこんな程度のシェアの弱小ブラウザなんて、
そんなに頻繁にアップデートしなくてもいいんですよ。もう適当で。
それこそ半年とか1年に1回とかで十分。

もちろん、それだと脆弱性ガーとかいう意見もあるかと思いますが、
今話題のIEの全バージョンが死亡した、みたいな脆弱性っていうのは、
IEだからこそ見つかり、IEだからこそ悪用されるものであって、
Webkit系であればともかく、仮にPrestoに似たようなバグが見つかったとして、
そこまで実際に悪用されるものなのか、個人的にはやや楽観的でいます。

誤解を恐れずに言えば、経験的に、最新のIEでゼロデイ攻撃を食らう確率と、
PrestoのOperaなんかで未対応の脆弱性を突かれて攻撃を食らう確率だったら、
危険性という意味では前者の方が圧倒的に高いと思うわけですよ。

結局、セキュリティ対策に100%安全と言い切れるものなんてありはしないので、
より安全に、と一口に言っても、手段としてはいろいろあるって事だと思うんですよね。

そういう事も含めて「メンテナンスするコストが割に合わない」という建前で、
PrestoからBlinkに移行したOperaの判断は間違っていたと改めて主張しておきます。
採算が合わないのであれば、メンテナンスを最小限に留めればいい話であって、
まぁ多少人員削減するのも、My Operaをクローズするのも仕方なかったでしょう。
ただ、独自エンジンを捨てて、他人の成果に乗っかれば楽でいいじゃん、ってのは、
あまりにも悪手であったなぁと、今でもなお断言せざるを得ません。

Javascriptの速度競争も一段落つき、HTML5もサッパリ流行ってない今の状況なら、
尚更独自エンジンである事の価値も相対的に上がってきている気がしますし。

ま、もちろん時既に遅し、って話ではありますが。
今回の12.17にユーザーが殺到したりしてたらちょっと面白いんですけどね(笑

 

 

余談ですが、別に最近はTridentエンジンのIEも言われてるほど悪くないですよ。
PrestoのOperaがダメになったらIEメインでもいいや、って気にもなってますし。
EMETを入れてちゃんと設定しとけば、IEでも十分なんじゃないかしらん?

コメント

  1. 通りすがり より:

    はじめまして。通りすがりです。

    突然ですが、現在(2015年6月)もopera12を使っていますか?
    個人的には一番好きなブラウザなので、ずっと使いたいと思っています。
    動画のキャッシュが40mb以上になっても、きちんとキャッシュの所にtmpとやらが残るので、愛用しています。
    (chromeなどだとキャッシュが別の場所に移動してしまう。また属性が一時属性(Temporary)になってしまう。)

    セキュリティやら脆弱性が心配だなぁと思い、
    グーグルで「opera 12 脆弱性」と検索してここに辿りつきました。

  2. Kawasemi より:

    どうもこんばんは。
    なんかわざわざありがとうございます。

    自分もまだOpera12使っていますね。
    未知の怪しいサイトを踏んでみる場合はまずOpera12が候補に上がります(笑

    もちろん、先が無いのは心配ではあるんですけどね。
    万が一を考えて直近で注目しているものでは、やはりVivaldiと、あとはMicrosoftのEdgeですか。

    本家ChromeやFirefoxなんかはイマイチ面白みに欠ける感じですしねぇ。

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