艦これが HTML5 になったのは随分昔の事のような気がしますが、
ここにきて、本格的に Flash が終了する感じになり、
かんぱにの方も、ようやく HTML5 に移行という運びになりました。
実際、Googleも検索結果からFlashコンテンツの排除を進めているようで、
例に漏れず、かんぱにもゲームページが検索結果から取り除かれていました。
というわけで、無事HTML5版リリースとなったわけですが、
もともとのユーザー数の少なさも相まって、
移行関連の情報はそんなに多くないですね。
ブラウザゲーム自体がカジュアル的な部分もあったりで、
安定した移行作業とユーザー層とで認識に多少乖離があり、
公式からの案内を見てもなお混乱している方もいるかもしれません。
そういうこともあって、一応自分が把握している範囲で、
知ってる情報をFAQ形式でまとめておきたいと思います。
あくまで個人の感想であり、公式見解と相違する部分もありますが、
その辺は、受け取る側で随時判断してください。
Q. ロード画面のあと、真っ黒の画面になり先に進まないんだけど…
Intel CPU 内蔵グラフィック搭載のシステムで発生するようです。
公式にも案内があるとおり、ハードウェアアクセラレーション機能を
オフにする事で一応解消します。
以下、「オンの場合」のスクリーンショット
こういうところとか
こことか
IE/Edgeは設定の意味が反転しているので注意。
とにかくご使用の環境に合わせて設定を変えてね、という話。
Q. 一応起動はするけどメチャクチャ重いんだけど…
…ところが、逆に、ハードウェアアクセラレーションが有効でない場合は、
すべてがCPU処理となり、相当動作が重くなります。
実際、黒画面で起動できなかった往年の名CPU、Core i7-2600K環境で、
ハードウェアアクセラレーションをオフにしてみましたが、
ハッキリ言って重すぎて話になりませんでした。
なので、仮に最新のCore i7やRyzenを使ったところで、
ハードウェアアクセラレーションが無効の場合、どこまで動くものなのか…
(いやまぁ最新CPUならGPU支援も正しく動くと重いますが)
動く動かないではなく、現実的なプレイ環境を考えると、
基本的にはGPU搭載システム(そんなに上等なグラボじゃなくても良い)にして、
ハードウェアアクセラレーションを有効にして使うものだと思っといた方が
いいくらいな感じなのかもしれません。
つまり、市場の半数超とも言われているIntel CPU搭載のノートPCですが、
もし真っ黒画面で止まる場合は、現状かなり厳しいと言わざるを得ません。
該当環境が多数ですので、そのうち対策はされるとは思いますが、
それまではスマホ版でしのぐしかありません。
ちなみに、GPUに処理を丸投げする事でかなり快適になるようなので、
もともとあまり速くないIntelの内蔵グラフィックで仮に動くようになっても、
どれくらい快適に動くかは未知数な感じです。
うちのRyzen+Radeon環境では、Flash版の時よりもかなり高速に動くようになったので、
時間制限クエストや5分ポストの事を考えると、
そこそこ良い環境にしておいても損はないのかもしれません。
Q. ロード画面の途中でページがリロードしてロード画面が繰り返すんだけど…
ロード画面のプログレスバーまでは出るけど、途中でリロードが掛かり、
いつまで経っても繰り返して終わらない場合は、
メインメモリが足りていない場合に起こりやすいようです。
推奨のメインメモリ(RAM)が 8GB になりましたが、
そこからも想像できる通り、4GB 以下での起動はかなり厳しいです。
さすがに 2GB の環境は試す以前に諦めるしかないかと…。
ノートPCをご使用でグラフィック強化は無理でも、
メインメモリの増設は可能な場合が多く、今は値段も安いので、
8GB 未満の方は検討してみてください。
Q. ロード画面に行く前に、「ご使用のブラウザは対応しておりません」エラーが出るんだけど…
いやいやちゃんと対応って書いてあるブラウザでやってるやんけ、っていう
一見意味が分からないエラーですが、これは以前のエラー表示の名残で、
ページ読み込みが完了できなかった場合にこのメッセージに飛ばされるようです。
具体的には、ブラウザの設定で Javascript や Cookie の受け入れを拒否した、
もしくは、セキュリティソフトなどによってそれが妨害されたケースが多いみたいです。
デフォルトではそれらはすべて受け入れる設定になっているはずなのですが、
自分でサイト別設定をしていたり、
セキュリティソフトがブラウザ設定を上書きしている場合などは、
明示的に設定をする必要がある場合もあります。
こういう自分でサイト別設定をする場合は、アドレスバーの表示で分かる
[*.]dmm.com
だけでなく、
[*.]kanpani.jp
からもすべてを受け入れる設定にする必要があります。
Q. ロード画面に行く前に、英語のエラーダイアログが出る… Q. 動作中に、突然英語のエラーダイアログが出て止まる…
以前はFlashで動いていたのでそこから先はよく分かりませんでしたが、
HTML5版は、Unity WebGLというものを使ってブラウザへ出力しているようです。
そのため、例えブラウザがChromiumベースだろうが何だろうが、
Unity WebGLに対応していない、または対応が不完全な場合は、
どう転んでも絶対に動かない、または動作が安定しないようです。
艦これがHTML5になった時とかとは違い、
こればっかりはどうしようもないので、ブラウザの更新・または変更を検討してください。
Q. じゃあさ、オススメのブラウザとかあるの?
一応公式では、Chrome推奨で、Firefoxも一応動く、みたいな感じになっていますが、
あくまで自分の環境では、ですが、Microsoft Edge もなかなか安定感がある気がしています。
…というか、他のブラウザと明らかに挙動が違うので、
上手く動かなかったときの選択肢の一つになり得る…みたいな感じ。
(実際、真っ黒画面環境でも、Edgeだけは辛うじて動いた)
公式のお知らせでも書いてあるとおり、Edgeは一部の文字や3D表示がおかしくなるのですが、
ゲームの内容に直接影響が出る部分ではないため、周回プレイする上ではそこまで問題になりません。
それよりもEdgeでハードウェアアクセラレーションを入れた環境がなかなか調子良いので、
何かしら問題がある場合は、とりあえずEdgeで試してみると良いかもしれません。
ただし、EdgeHTMLエンジンを積んだMicrosoft Edge はもうすぐ終了となり、
Chromium(Blink)エンジンを搭載する事が決まっているので、
将来的には Microsoft Edge も Chrome と同じ動作になると思われます。
もしEdgeが一番マトモに動いたのでこれで続けたい、みたいな場合は、
エンジン変更の自動更新が掛かる前に、(年明けすぐの予定らしいです)
現行のエンジンのEdgeを続けられるように更新ブロッカーを導入すると良いかもしれません。
Microsoft EdgeがChromiumベースに自動更新されるのを防ぐ方法
https://news.mynavi.jp/article/20191219-941881/
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