ACアダプタの壊れた無線ルータ WHR-G301N をなんとかする

ここのしょうもない内容からして大方想像つくとは思いますが、
自宅でのIT関係の事は普段から割と自分が面倒を見ているのですが、
まぁ趣味に近しい部分ではあるので、それが楽しいときもあるのですが、
どうしても面倒臭かったり、鬱陶しく感じる事が多いものまた事実でして…。
この辺はPC自作してたるする人なんかにとってもよく聞く話ではありますよね。

今回は、このお盆休みに入ったなぁというところで、
「無線LANが繋がらなくなったので何とかしろ」
との話が…。

実のところ、自分は言うほど自宅でスマホとか使わないので、
言われるまでまったく気付かなかったのですが、確かに無線LANが使えなくなってる…。
とはいえ、これ自体はそんなに珍しい事ではなく、
無線LANルータの暴走なんてのは、むしろよくある話ですよね。
なので、今回も無線LANルータを再起動すりゃ終わる話かな、

…と思っていたのですが。

ガチで壊れていた

えぇ…。

ランプの点滅が明らかにおかしい。
POWERとDIAGが高速で点滅しとる…。
ついでに裏のLANポートのLEDも高速点滅。

これガチなやつやんけ…。

ちなみに、あんまし無線LANに興味が無かったのもあって、
ルータ自体は非常に古く、WHR-G301N とかいうやつ。
もう結構経ってるのではないだろうか…。
入手自体はアウトレット品だった気がするので、
使い出してからは6~7年くらいかなぁ?

この現象について、検索してみるとすぐ見つかりました。

LEDが高速点滅して接続できなくなった
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000071174/SortID=21756978/

WHR-G301N(バッファロー WiFiルータ)の故障と修理
https://m-syuuta.wp.tcp-ip.or.jp/?p=3487

4~5年くらい前からそれはもう多発しているようですね…。
この辺の記事を読むと、ルータ本体ではなくてACアダプタの故障らしい。

正直、分解してる人もいるわで、以下を読まなくてもこれだけで情報としては十分という感じもありますが…w

諸悪の根源、ACアダプタ

実際問題、この製品に限らず、2~3年以上経過した無線LANルータの不調については、
その十中八九が無線ルータ本体ではなく、ACアダプタの故障によるもので、
ACアダプタを交換する事で直る事がほとんどのようです。
(あくまで経験による個人の感想です)

これは無線LANルータだけに留まらず、有線ルータやハブ、
モデムやPC切替器、はたまたアクティブスピーカーや電話やFAXなどなど、
いろいろなものの安価なACアダプタに割と共通して起こり得る現象だったりします。

長期使用時のそれらが原因不明の不調になった場合はまずはACアダプタを疑ってみる感じかと…。

そういや、ライフタイム保証(永久保証)とか謳っているメーカーの製品でも、
ACアダプタはその範疇に含まれていなかったりしますので、まぁ推して知るべし、ですよね。

ちなみに、特に起こり易い機器の特徴としては、ほぼ常時通電状態で、
それなりに電気を消費し続けているようなものみたいですね、やっぱり。

一応、ちょっとだけ技術的な話もしておきますと、
ACアダプタからは、製品ごとにそれぞれ決められた電圧が出力されていて、
例えば今回の無線ルータの場合はACアダプタから12VのDC出力となっているのですが、

これがACアダプタの内部が経年劣化してくる事に伴って、
11.9V、11.8V、…と、どうしても少しずつ下がっていっちゃうんですよね。

本体の方にも動作マージンがありますから、
少しくらい入力電圧が下がったところで意外と平気な顔して動いたりするのですが、
長期に渡りある程度の電圧低下を迎えたところで起動ができなくなり最終的には動作不可となります。

これが今回の直接的な原因、という事のようです。

自宅にテスターがある方なら、ACアダプタの出力電圧をチェックする事もできますが、
無負荷状態では経年劣化による電圧低下を確認できる事は稀のようで、
高負荷状態にした上で電圧をチェックする必要があるようです。
さすがにそこまですぐチェックできる環境がある人は少ないでしょうし、うちでもやりません(笑

暫定対策を考える

とまぁ、そういう原因とかが分かったところで、
「んじゃあ、どうするんだ?」
っていう話になると、困った事になります。どうしましょうね。

ACアダプタの経年劣化という事は、通常1年程度で起こり得るものではなく、
発生した時点でメーカーの保証期間は過ぎている事がほとんどです。
なので、メーカーに無償修理を依頼するのは絶望的です。

とはいえ、有償修理はどのメーカーも新品以上の価格がしますから、
「最新型の新品を買ったほうが良い」という事になります。

同じ理由でACアダプタだけをメーカーに注文するのも微妙でしょう。
そもそも製造終了品の部品保持期限を過ぎていてもおかしくないレベルですので、
丁重にお断りされても全く文句は言えません。

自己責任にはなりますが、同じ仕様の使えそうなACアダプタを探すのはどうでしょうか。
これなら、ジャックの形状さえ合えば、そのまま使えそうですし。

この場合の注意点としては、出力の電圧と最大電流値を必ずチェックすることですね。

以下の情報はACアダプタのラベルのどこかにOUTPUTとかの項目で必ず書かれています。

出力電圧(V):出力されてくる電圧。5V や 12V など

最大電流値(A):接続した機器が使用する事のできる最大の電流量。 1A や 2A など

で、代替のACアダプタを準備する場合は、

・電圧については、必ず完全に一致するもの
・電流については、同じ値かそれよりも大きなもの
・接続部のジャックの形状が同じもの

を探します。
電流値に関しては、消費するのは機器側で、ACアダプタはあくまで引っ張られる側ですので、
機器に付属されているものより大きい分には何ら問題ありません。

というわけで、今回は無線LANに付属だったアダプタ

OUTPUT 12V 1A

を参考に、12V で 1A 以上流せるACアダプタを探すことにしました。

代替品、あるにはあったが…

押入れをごそごそ探す事数十分…

今となってはくそデカで邪魔な5インチの外付けDVDドライブ、
これの付属ACアダプタが 12V 3Aでした。

お、これならいけるんじゃないか?

…と思ってみたものの、

コネクタ部の形状が微妙に…というか全然違うw

ていうか、この無線LANルータのアダプタ、
ACアダプタ側のセンターがオスになってるちょっと珍しそうな形状、
このタイプのやつはPCの周辺機器ではあんまし見ない気がするなぁ。

(前出の記事によると、EIAJ-4というコネクタだそうです。
 PC周辺機器よりも、オーディオ関係とかでよく使われてそうな感じ?)

結局のところ、そのまま流用するような形で使う事はできませんでした。

良い子はマネしてはいけない最終手段

   

<お約束>
以下は技術的に可能かどうかを検証した記事です。
記事を参考にして同じ事をやった上で予期しない事故や怪我等をした場合でも、
メーカーはもちろん、当方も一切責任を取れませんので、
内容が分かり、自分で責任を取れる方以外は決して真似しないでください。

   
というわけで無線LANルータのこの時点での状況、

・どうやらACアダプタが壊れている
・代替できそうなACアダプタが見つかったものの、コネクタ形状が異なり挿さらない

ここで、デキる大人な人になると、前出の記事にもいましたが、
「ホームセンターやパーツショップ等に行ってコネクタか変換アダプタを買ってくる」
という作戦もできることはできると思います。

https://www.amazon.co.jp/s?k=EIAJ-4

変換アダプタだと、現地でない限り確実に適合するかどうかっていうのを調べるのに一苦労しそう。
セット品だと高くつくしなぁ。

一応、代替できそうなACアダプタそのものも探してみると、
12V で 1A以上、EIAJ-4というジャックが付いていればいけそうなので、

https://www.monotaro.com/p/5839/3255/

今だと例えばこの辺とかでしょうか?
ユニファイブだからノーブランドの中華製に比べれば割と安心ですし。
買えるような方はこういうのをパパッと買ってしまったらいいと思います。
(適合確認はしていないので、最終的にはご自身で判断ください)

ただ、自分個人としては、「ここまできて金払って解決したら負け」
「こんな安物ルータのために1000円以上も払うなんてとんでもない!」みたいな、
一体何と戦っているのかよく分からない考えに陥ってしまっていたのと(笑)、
何より、無線LANというインフラの復旧を早急に行うという事を優先した結果…、

ここまできたらもう「ヤる」しかねぇ!w

無線LANのアダプタは既に壊れていますし、
コネクタ部の形状の違うDVDドライブのアダプタは、おそらくもう使う事もない。

これもうそれぞれ半分ずつ切って直接繋げればいいんじゃね?…って。

・無線LANのACアダプタは、ちょん切って先端のコネクタ接続部だけ残す
・DVDドライブのACアダプタは、ちょん切ってコンセント側だけ残す

この残したほうの2つをくっつければ、はい完成!…できそうな気もするけどどうだろ?

とりあえずやってみるか。

<無いと話にならないもの>
・はんだごて
・はんだ
・はさみ
・適当なビニールテープ等

<あると便利なもの>
・ワイヤーストリッパー
・フラックス
・熱収縮チューブ

とりあえず一思いにバチンとちょん切ります。

よく見るまでもないですが、ACアダプタのケーブルは
+(プラス:Vcc)

-(マイナス:GND)
の2本に分かれたものがくっついた状態になっており、
一般的には、センター側の方に白い線が入っている事が多いようです。
(上の写真で言う下のほう)

今回のACアダプタはどちらもセンターが+になるので、
まぁ白い線が引いてある方が+ということなんでしょう。

もちろん、間違えて付けてしまうと逆電圧がかかり最悪製品が壊れますので、
少しでも不安な場合はテスターを使ってちゃんと調べましょうね。

また、ACアダプタのケーブルをちょん切った場所からは、
かにかまみたいな要領で2本を手で裂く事ができます。

で、やろうとしている事は、それぞれ対応したケーブル同士、
2箇所をはんだづけするというだけの簡単な作業、なのですが、

データ線ではなく電源ラインなので、
12Vとはいえ3A来るわけですし、ちょっと慎重にいきましょう。

こういう電源ラインの作業をする時に、何が一番ダメなのかというと、
なんといっても+と-をショートさせてしまう事ですよね。
これは最悪火災の原因にもなるので、絶対にあってはならない事です。

ちょん切ってケーブルを剥き出しにしてしまう以上、
作業後に絶縁をしないといけないわけですが、
この処理が少しでも甘いと後々ショートする危険性が出てくるかもしれません。

これは、自分がよくやる超適当な回避方法なのですが、
(是非はあると思いますし、何よりおもくそ不格好ですが…笑)
+と-で被覆を剥いてはんだづけをする位置自体を意図的に少しずらす事で安全性を確保します。

10cm~20cmくらい適当に裂いてしまい、長い短いが互い違いになるような感じで全体の長さを揃えます。
位置が決まったらワイヤーストリッパーで端を剥いて捻れば準備完了ですね。
フラックスを塗ってはんだめっきしたらあとはくっつけるだけです。

こんな感じでサクッと…

よし、ひっついた!

この位置取りならちょっとした事でショートする心配もあまり無いので、
ここに直接テスターを当ててチェックしたりする時にも便利でしょう。

で、あとは剥き出しになっているところを絶縁するだけですね。

…と思ってたけど、ちょうど良い絶縁用の部材が手元に無かったわ…。

しゃーない、今は適当に絶縁用のビニールテープでも巻いとくかw

休み明けたら熱収縮チューブを買いに行こう…。

あとは元の無線ルータに接続してやれば…どうかな?

おお、動いた!

正直、まともに確認せず適当にやってたので、
ここまでやってみて、あーほんまにACアダプタが壊れてたんだなぁっていう…w

すべての作業時間としては捜索込みで1時間程度で、
掛かったお金は0円ですので、まぁ結果としては満足していますが、
簡単にできるような感じの内容にはならなかったのはちょっと残念ではありますかね。

今回やってみてからふと思ったのは、結局安定した12V電源を供給できるのが一番なわけで、
ムリにACアダプタに拘らなくても、PCのATX電源などから常時供給できるようにしたりすれば、
めっちゃ安定して長期使用できるような電源環境も作れたんじゃないかとかね…。
ATX電源ならファンもついてるしなぁ。
まぁ、さすがにクソでか邪魔くさそうなので、そこまではやらないとは思いますが…w

何にしろ、Wi-Fi6 がもうちょっと手頃になってきたタイミングで買い換えようと思います。

   

おわり。

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