60Hz地域の人が被災者の為とかいうのを理由に節電する必要は特にありません

まずは、先日の東北地方太平洋沖地震で犠牲となられた方に、深く哀悼の意を表すると共に、
被災された方への心からのお見舞いと、一日も早い復興をお祈りします。

で、一応うちは愛知県なので、地震で結構揺れた事は揺れたのですが、
電気については、関東地方のように停電を余儀なくされるような事態にはなっていません。

ところが、今週から職場では会社をあげての節電指令が出まして、
至る所に「被災者が一番必要なのは電気です!もっと節電しよう!」みたいなポスターまで。

いや、その心意気(だけ)は物凄くいいんじゃないかとは思いますが、
こんな恥ずかしい事をやって、果たしてIT系の会社を名乗っていていいのか、と(笑

少しでも電気に関わっている人ならまず常識だとは思いますが、静岡県の富士川を境にして、
東が50Hz、西が60Hzと、それぞれ東京電力と関西電力が主導している規格が違っていて、
我らが名古屋の中部電力は西側の60Hz地域に属しています。

その為、西側から直接東京方面に電気を融通する事はできず、周波数変換が必要になります。
もちろん、一応この変換所が境目の地域にいくつか設置されてはいるのですが、
周波数変換の効率自体もそんなによくはなく、原発の発電量を融通することなどは到底不可能です。

(参考)→「顧客に節電をお願いする状況にはない」

つまり、大阪や名古屋といった西側の人がどれだけ頑張って節電しても、
言い方は悪いですが、全くの被災者の方の役に立つ事などなく、そういう観点では全くのムダで、
もちろん、節電自体は省エネルギーの観点からなら全然悪い事ではないのですが、
オフィスを真っ暗に減光してまで節電節電と騒ぐ必要がないのは間違いないかと。
そもそも、被災者の事を考えるのであれば、義援金を送るのが一番効果的なのは間違いないですし。

まぁ、会社では偉い人が主導でやっている事なので、下っ端のうちが口を出せる状況ではないのですが、
あまり「被災者のため」とか連呼されると、どうしても気になってしまって、で、ついここに書いてしまう、と(笑

東京発のテレビ等の影響で60Hz地域なのに勘違いしている人は多いようなので、見かけたら親切に教えてあげましょう。
感情的になって反発されるかもしれませんし、この状況で電気を使いまくるのは不謹慎だとか、
不幸は平等にするべきみたいな妙な使命感を持った人とかがいるかもしれませんが、
そういうのとは全く別次元の話で、間違っている認識は改めるべきだとやっぱり思います。

・・・いやぁ、まぁそれでもやっぱり目上の人にはとても言えませんけどね(笑

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