【あどえす】壁紙とかを変更するだけの「QT Reflector」

そもそも、Windows Mobileには「テーマ」っていうシステムがあって、
配色やら壁紙やらの設定がまとまった「.tsk」ファイルを設定から適用することで、
自分や他人が設定したいろいろな外観に変更する事ができます。

で、始めのうちはいろいろなテーマを作って遊ぶのが楽しくて仕方なかったんですが、
1年半も経つと、飽きっぽいうちは既にテーマを作ることもほとんど無くなってきまして。
やっぱり、「テーマを作る」って作業が間に加わると、結構面倒くさいなぁ、と。
まぁ、Windows Mobileを使う人間として、一番最低な部類の人間だとは思いますが（笑

それでも、外観がずーっと同じというも、まぁそれはそれで寂しいので、
壁紙くらいは適当に変更していこうかなと思うわけです。
で、標準の壁紙変更機能は、透過率が選べるのはものすごくいいのですが、
壁紙を変更するだけなのに手順がやや煩雑だったり、
縦横別に設定できなかったりと、いまいち使い勝手がよくない気もします。
（そもそも標準状態ではテーマを使っても縦横別の壁紙に対応してませんが・・）

まぁ、壁紙の変更つっても、拾ったり貰ったり撮ったりした画像を予め用意しておいて、
決まったファイル名にしてコピーするだけなので、
毎回不便な思いをするんなら、適当に.NET Compact Frameworkで組んでしまったほうが早いかな、と。 …

そういうわけで、どこにでもありそうな壁紙変更ソフト「QT Reflector」を適当に作り始めました。
といっても、特別モノ珍しい感じではありません。
既にあるファイルをコピーして置き換えてるだけですので・・・。

ちなみに、この変な名前ですが、はじめは「Quick Tdywater」みたいな普通～な名前で作っていて、
あまりにも機能が地味なので、せめて名前だけはひと捻りするか、となった結果です（笑

一応、「QT Reflector」の機能としては、「テーマ」機能を使わずに、

・Windows Mobileの基本色（BaseHue）を変更する
・Todayの壁紙を変更する
・スタートメニューの背景を変更する
・Todayとスタートメニューのフォントの色を変更する
・端末の起動画面を変更する

とまぁ、こんな程度で、個人的に必要だと思ったのものだけ実装してみた感じです。

一応、機能としてはこんなもんかなぁと思ったのでキリをつけて公開してしまいますが、
デバッグやらインターフェイスの調整とかが飽きてきた足りないので、ひとまずベータ版としてます。

今把握しているだけでも以下の制限事項がありますので、万一ご利用の際はご注意ください。

・まだAdvanced/W-ZERO3[es]専用です。少なくともWVGA以外のQVGAやVGA端末では正常動作しません。
・まだCABパッケージのインストーラとか気の利いた類のものはありません。
・まだ横画面（ランドスケープ）モードに対応してません。縦持ち専用です。
・まだ細かい部分で「そうじゃねぇだろ！」と思われる部分が多少あるかと思います。
・まだ作りこみも甘いので、あまり一般的でない操作をするとエラーで終了するかもしれません。

とりあえず、当初の目標は達成できたので、個人的にはこんな程度のモノなりに満足していますが（笑
Windows Mobileとして汎用化をした方がいいのか、設定項目を増やしたほうがいいのか、など、
今後どうするかってのは、また改めて検討したいと思います。

まぁ、特に「このソフトじゃないとできない」って事もない気はするので、
あまり一般向けとしての必要性を感じていないところですが、
また暇をみてボチボチいろんなところを更新やら修正やらしていけたらいいな、とは思ってます。

というわけで、ダウンロードは以下からどうぞ。

「QT Reflector」 0.01 のダウンロード

あ、そうそう、Windows Mobileのオンラインソフト業界（？）では既に有名な話だと思いますが、
WM標準のOpenFileDialogが「My Documents」やSDなどの一部のパスしか参照できない仕様になっていて、
.NET Compact Frameworkアプリである「QT Reflector」も例外ではありません。

一応、こちらでは2つの解決法を想定してまして、
ひとつは超定番な、ホーミンさんの「File Dialog Changer」（と「gsgetfile.dll」）。
これで標準のダイアログを変更すれば、当たり前ですが「QT Reflector」も自動で適用となります。

もうひとつは、「QT Reflector」側で、Mikio Fukushimaさんの「FileDialog.dll」にも対応しています。
「QTReflector.exe」と同じディレクトリ内に「FileDialog.dll」が存在していたら、
WM標準のダイアログよりも、そちらを優先的に使う仕組みになっています。
こちらの方がいい場合は、各自「FileDialog.dll」をダウンロードして準備してください。

まぁ、機能的にはどちらも大差ない気はするので、環境に応じて好きな方法でご利用ください。
もちろん、WM標準のままで使用することもできます。相当不便だとは思いますけど（笑