うちもWP8アプリとしての処女作であるニュースリーダー「N+Info」ですが、
それ以降にリリースした他のアプリと比べると、ダウンロード数がイマイチでして。
もちろん、アプリのデキが大した事ない、って理由が大きいんでしょうけど、
他にも、いくつか思いつく点もあって、例えば、
– カテゴリが「ニュース&天気」という超レッドオーシャンなので、既に埋もれている
– 日本人専用アプリなのにタイトルが日本語じゃないので、ストアで発見されづらい
– 初動が芳しくなかったので、ストア上でのランクが低く、発見されづらい
– 見栄えがイマイチなので、ダウンロードして試そうと思われない
なんか自分のアプリのデキの悪さを人のせいにしてるみたいですが(笑
とりあえず、できる事から改善していこうと。
とりあえず、前出の「WZ3 Weather Live」で掴んだライブタイルへの対応を流用して、
同じように定期的にニュースを取得してタイトルと画像をライブタイルに表示できるようにしました。
で、これをネタにwpjpクラスタで宣伝してみたところ、その時にたまたま通りがかった
エバンジェリストの高橋忍さんの目にとまり、いくつかヒントを頂きまして、
@kawasemiwp あくまでユーザーフィードバックですが、例えば、カテゴリごとに背景色が変わるとか、ピボットを使ってカテゴリ毎に並ぶとか、文字サイズ変更とかある嬉しいかも。キーワードにニュース、日本、タイル 等のキーワードは入れていますか?
— しのぶ (@shinoblogavi) June 28, 2014
それを元にもうちょっとだけブラッシュアップする事ができました。
●「N+Info」のダウンロードはこちらから

パッと見、あまり変わっていないように見えますが、内部的には一から作り直していて、
ようやく記事のグループ分けに対応することができました。
これでようやくWPアプリっぽさが出てきた感じ。遅ぇよって感じですが(笑
うちは620しか持ってないので、それにあわせて作ってしまっていましたが、
高解像度端末だとフォントがでか過ぎっぽいので、それも変更できるようになりました。
これでちょっとでもダウンロード数増えてくれると嬉しいなー。
ちなみに、現時点で日本国内でのダウンロード数は15くらいです。
●ただ、ここで疑問が…
そもそも、よく考えてみれば、何を持ってしてダウンロード数が多い、と言えるのか。
国外向けでは総計100万ダウンロード突破したアプリもある、って話もどこかで見ましたが、
国内に限って言えば、3年前にWP7のIS12Tが発売されたのみ、
WP8に限って言えば1台たりとも発売されていない状況、
つまり、WP8使っている人は海外のものを購入した人なわけで、
とてもじゃないですがたくさんの人が使っているとは考えられません。
んじゃ具体的にはどれくらいなんだろう?
国内向けの超有名アプリとして、天気予報アプリ「WeatherJP」があり、
もちろん天気予報アプリは他にもたくさんありますが、
予報精度の高い気象庁のサイトを参照しているのはこれだけという事もあり、
前にも書きましたが、これのインストール率は相当高いと思われます。
で、実際に「WeatherJP」を起動してみると記載してあるのですが、
最近のバージョンでは、明示的にユーザー情報の送信を選択しなくても、
端末モデルなどの基本的な情報は自動的にサーバーに送信されるようになっており、
国内でのWP端末のリアルなアクティブユーザー数という意味では、
ある意味MSよりも、WeatherJPの作者さんが一番把握してるんじゃないのかな、と。
特にハッシュでもメンションでもなく、何の気なしに呟いてみたところ、
これまたたまたま作者さんが目撃されていたようで、
(別にうち宛ではないので、本当にたまたまだった可能性もありますが…笑)
なかなか興味深い貴重なデータを公開されていました。
WeatherJP の利用状況についてデータを取り始めた、直近 8 ヶ月位のサマリ。国とかでフィルタはしてないけど、利用者はほぼ日本。アクティブユーザー数、IS12T の割合などは、ほとんど横這いで推移。 #wpdev_jp pic.twitter.com/cQkWqmUZ74
— poke_dev (@poke_dev) July 3, 2014
これによると、IS12Tの残党(笑)が400人弱、
残りはWP8端末のLumiaで、70人の520を筆頭に、
520>920>>820>925≒1020>>620>525>720≒1520
あくまで想像ですが、最底辺の720や1520は10人前後かと思われます。
小学生並みの感想としては、やっぱりIS12Tはしぶといな、と。
いやまぁ、別にネガティブな意味では決してないんですが、
いまだに日本向けのストアではWP7.5時代のアプリが上位を占めている理由の一端が垣間見えた気がします。
WP8のLumiaを全部合わせてもIS12Tには太刀打ちできていないので、
うちのようにWP8以降向けのプロジェクトとして作ってしまうと、スタートの時点で母数が半減しており、これだとダウンロード数が伸び悩むのも納得ですね。
逆に言えば、WP8としての国内アクティブユーザーは盛大に盛っても500人以上、
少なくとも、1000人未満である事はほぼ間違いないと思われるので、
(端末だけ持ってて使ってない人というのが結構いるんじゃないかとも思いますが…)
そんな中だと、ダウンロード数が例えば50とか100とかいうのも、
数字の印象と比べると、実働ベースでなら割と健闘しているような気もしてきます。
もちろん、一部のデータを参考にしたうちの勝手な妄想ですので、
実際は、もの凄くユーザー数が多かった、って可能性も否定はしませんが、
周りを見渡してみても、iやAと言った主力のOSと比べると、1パーセント未満、
MVNO大手の各社が数十万契約という事から考えても、1000人未満というのは割と妥当な数字なのではないでしょうか。
なんか、日本のWPコミュニティというのは当初思ってたよりずっと「濃い」集団って事なのかも(笑
おそらく、国内キャリアかMS自身が国内でWP8端末を出すまでは状況は好転しませんので、
国内向けのWP8アプリの開発をされている方は必要以上にダウンロード数なんてものは気にせずに、マイペースで開発されることをオススメします。
最初から状況が分かっていれば、うちのように悲しい思いをせずに済みますので…。
おっと、何度も言いますが、「おまえのアプリが糞なだけじゃん」とかいう無粋なツッコミは無しの方向で…(笑
コメント