やはり、ブログというものは不特定多数の方が目にする機会があるものなので、
以前から、ここではできるだけ批判的な内容の事は書かない事にしているのですが、
ちょっと以前に原発関係の話をしてしまったのもあって、つい書いてしまいますが。
今日突然、菅総理大臣が浜岡原発の運転を停止するよう要請したとの事。
http://www.asahi.com/politics/update/0506/TKY201105060230.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110506/plc11050619220006-n1.htm
その理由が、
「浜岡原発で重大な事故が発生した場合、日本社会全体におよぶ甚大な影響を併せて考慮した結果」
だそうで。
「先の震災とそれに伴う原子力事故に直面し、私自身、浜岡原発の安全性について様々な意見を聞いてきた。熟慮を重ねた上で内閣総理大臣として本日の決定をした」
なんだそりゃ？
つまり、「福島の事故を見てなんか怖くなってきたから止めろよ」って事でしょ？
なにその超思いつき。
もちろん、福島の事故を機に国の原子力政策を見直すという事は、
当然あってしかるべきだし、減らせるものは減らしていった方がいいとは思いますが、
それがこのポンコツ総理がやると、なんで突然飛躍してこういう結論になるのか。
世論がどうとか野党からどうとか、こいつは総理の癖にどんだけ他人に影響されやすいんだよ。
そうした結果、どういう範囲にどれくらいの影響があってとか、
そういう事を一切考えていないのが、相変わらず失笑モノだと思う。
大連立を目論んで、自民党の総裁に電話一本で入閣を要請するのと全く同じ構図ですよ（笑
「最大限の対策を講じていく」とか口では何とでも言えますよね。
それとも東電だけでなく、中電の電力不足対策にも税金投入するんですか？
いやまず被災地の復興に全力をあげていけよ。まだどんだけ避難民がいると思ってんだ。
そもそも、地震や津波が来る事なんて、それこそ原発ができる前から言われ続けていたわけで、
それを踏まえて、現地ではいろいろ対策を継続的にやってきているわけでしょ？
それがなんでここにきてこのタイミングで？それが一番理解に苦しみます。
変な話ですが、なんかもう支持率上昇の為のパフォーマンスとしか思えないんですよね。
今まで東電とか政府が散々叩かれてきたわけですが、ここで中電にボールを投げて、
仮に中電が断ったりでもした日には、中電が大バッシングを食らう事になり、
政府や民主党は世論の震災対応の不味さを突かれる攻撃をうまい事避ける事ができそうですし。
原発を止めた名総理という事で、未来永劫名前が残るとでも思ってるんじゃないでしょうか（笑
それから、大地震なんてのは日本中どこでも起きる可能性があり、
安全な場所なんて国内ではどこにもないと思うんですが、
そうなると、浜岡に限らず、原発は全部停止しなければいけないんじゃないでしょうか。
逆に、ここで心配されている東海地震というのは、唯一地震のメカニズムがハッキリしていて、
事前に、まぁある程度までですが、予測する事が可能らしいですね。
本当に地震が間近に迫っている時は、事前に総理大臣から警戒宣言が出される事になっています。
そんな状況で、危険かもしれないから止めろとか、ねぇ。
今が既に「警戒状態」でそれをひた隠しにしているとかいう話なら納得できますが（笑
それに、これでは、今までのように東京に送電する余裕もなくなってしまうので、
東京電力管内でも、夏場は相当厳しい状態になるんじゃないかと。
まぁ、明日にでも大地震が起こって浜岡が大変な事になったとしたら、
うちのような考えの人は「それ見たことか」と叩かれそうですけども、
それでも今回の措置は、少なくともうちは手放しで支持できるものではないです。
そもそも、止まってようが動いてようが、燃料棒がそこに存在する限り変わらんやん、という気も・・・。
今止めても、廃炉になるまでの間に、スーパー防波堤が完成しちゃうのでわ？
繰り返しますが、うちは中電の社員でも関係者でもありませんので悪しからず・・・。
単に、最近の総理のアホさ加減にちょっとイライラきてただけです（笑
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