【灰鰤】時代に逆らってアドエス用Opera 8.7を本気で使う

Windows Mobile用のOperaといえば、今では10のベータ版が主力ですので、
JavascriptやFlashなんかを使ったリッチなサイトをガシガシブラウジングするなら、
Opera10を積極的に使っていきたいところです。

というか、そもそもWM6.5に載っているIEが、これまた前情報の割には微妙~なデキで、
Flash対応などで発売前に一瞬ユーザーの心を掴むも、実際に触ってみると、
「ああ、やっぱり所詮IEだったか・・・」という部分が多い感じでちょっと残念。
いやまぁ、Microsoftはこれでいいんですけどね。皮肉でもなんでもなく。
自分の好きなソフト入れて使えればいいわけですから。
やっぱり、これはWindows Mobileの最大の特長だと思いますけど。

逆に、こないだ発表されたWindows Phone 7って、そのいい部分が完全に失われているので、
Windows Phone 7が初心者向けとかモバオタ向けじゃないとかいう以前に、
必ず内蔵されて変更できないであろうIEのデキが今から心配になってきます(笑
OperaやNetFrontがMarketplaceに登録されるとはちと考え辛いですし。

話がそれましたが、まぁそんな事情もあり、灰鰤でOpera系を使うとなると、
今はOpera Mobile 10 beta 3を選択するべきで、既に使っている人もたくさんいると思いますが、
灰鰤のXcrawlカーソル+テンキーオペレーションという環境を考えた場合、
アドエス用に作られたOpera 8.7との相性も結構良さそうな気がします。

もうかれこれ何年もメンテナンスされていないバージョンですけど、
Windows MobileのOpera自体が9.5以降で大きく方向転換した事情もあって、
まぁ、言ってしまえばモダンスタイルではない、クラシックな存在のブラウザとして、
プリインストールされていたアドエスをはじめ、W-ZERO3ユーザーの多くにまだ根強い人気があるようです。

で、Opera10は今後もバージョンアップを繰り返すはずなので、
やっぱり別にOpera8.7環境もあった方がいいかと思って、ちょっとうちでも導入してみる事にしました。

もちろん、そこは例によって、ただインストールするだけでは面白くないので、
昔取った杵柄、ってほどでもないですけど、まぁどうせなら徹底的にやってやろう、と(笑

ちなみに、既にOpera 10がインストールされていても、Opera 8.7で上書きされることはなく、
両方とも違うフォルダ構造で共存できるみたいですので安心して両方試せます。

何はともあれ、とりあえずOpera 8.7をインストールしてみます。
本来、Opera 8.7はアドエスにプリインストールされているものなのですが、
不具合修正のため、Operaのサーバにこれの最新ビルドが置いてあります。

http://www.opera.com/mobile/products/w-zero3-ades/

正直、アドエス以外の端末で動かす事について、どうなのかちょっと分からないところでもあるんですが、

本ソフトウェアは、Willcom Advanced/W-ZERO3[es]専用です。これ以外の端末での動作は保証いたしておりませんのでご了承ください。

と言う文面を、「アドエス以外は動作が保証されないだけで、動作させること自体は特に問題ない」
と、超好意的に解釈して、CABファイルをダウンロードしてインストールしてしまいます(笑
実際、どんなWindows Mobile機でも動くワケではないのですが、少なくとも灰鰤では正常に起動できるようです。


久しぶりに懐かしい画面が・・。この頃はウィルコムが傾くとは夢にも思ってませんでしたが(笑

まぁ、基本的なブラウジング自体には特に問題ないのですが、
少し使ってみて、いくつか気になる部分もあるので、それの対策を考えてみます。

●Operaのアイコンが透過じゃない
まずスタートメニューに追加されたOperaを見て「何だこりゃw」と(笑
Operaのアイコンが透過になってません。
単にアドエスの時とは参照してるアイコンのサイズが違うだけなんでしょうけど。
ショートカットだけちゃんとした物に差し替えるってのもいいでしょうし、
まぁ、直接修正するにはパッチを当てるしかないですかねぇ。

●インターフェイスの文字が小さい
うちがアドエスを使い始めたときと同じなんですが、
メニューなどに比べて、文字が細くて見辛いので、
文字を大きくするために、これもついでにまたパッチ当てとくか、と。

●ウィルコムの公式コンテンツにアクセスできない
何気につい最近知ったんですが、ウィルコムの公式サイトへアクセスするためには、
端末にはじめからプリインストールされているブラウザのUserAgentである必要があります。
これ以外の、いわゆる野良ブラウザでは、何をやっても公式にはアクセスできません。
これに加えて、IPアドレス帯が一致して、初めて公式のコンテンツサイトを使うことができます。

で、このアドエス用のOpera 8.7は、「アドエス用」となっているだけあって、
一応Opera8.7だよー、っていうUserAgentを返すのですが、そのUserAgentの一部をシステムから取得しているために、
WS027SHなOpera8.7という謎の状態なのがバレてしまい、公式コンテンツサイトから蹴られてしまいます。

それを回避するためには、ムリヤリ実在するUserAgentに変更するしかないようで。
UserAgentは、Opera10ならiniファイルで改変し放題なんですが、
まぁ、8.7の場合はパッチ当ててUserAgentをムリヤリ改造するしかなさそうです。

●メニューのキーボードショートカットが見えない
Windows Mobile 6.5になって、システムのメニューの見た目が大きく変わったんですが、
メニューの右についてたキーボードショートカットの表示が無くなってしまいました。
実際は、表示されていないだけで、押せば使えるんですが、見えないんじゃ意味ないだろ、と(笑

昔Opera 8.7用に作った、テンキーショートカットを追加したランゲージファイルがあるんですが、
それも見えなくなってしまって、また見えるように作り直さなきゃいけないなぁ、と。
まぁ、これはランゲージファイル自体を調整するだけなので大した作業ではないですけど。

ちなみに、アドエスと違ってテンキーの「*」と「#」が使えなくなってしまっていてかなり痛いです。

●ブックマーク画面でのSIPが邪魔
MS-IMEのせいかケータイShoinのせいか知りませんが、アドエスの時と違って、
ブックマーク画面で、SIPが出たり引っ込んだりしてかなりうっとおしいです。

んじゃ、どうすればいいかとうと、一番の解決法は、標準のブックマーク画面を使わないことです。
は?ブックマーク使わないとかふざけんな、・・とか思われるので、もう少し詳しく書きますと、
「ブックマーク/履歴」を使わずに、「ブックマークの編集」をブックマークとして使います。
編集画面にも、左ソフトキーに「開く」が用意されていて、普通にブックマークとして使えます。
メニューの深い階層にあるから面倒くさい場合は、「Manage bookmarks」アクションを使えばOK。
このアクションをinput.iniでテンキーに割り当てれば、割り当てたテンキーを1回押すだけですぐ開けます。

●Flashがない
アドエスには古いバージョンのFlashが入っていましたが、Opera 8.7自体には内蔵されていません。
一応、権利的にアレなのは置いといて、アドエスを持っている場合は「NPplayer.dll」を直接持ってくれば、
Flashが使えるようになる事はなるのですが、そもそもこのFlash自体がバージョンの古いものなので、
意味を成さないサイトも多く、それなら別にないならないで構わないような気もしなくもないです。
むしろ、そういうリッチなサイトは、Opera 10の方で見るのがいいと思います。ええ。

●サイトや画像の一部がチラつく事がある
ごく稀に散見されるんですが、これはグラフィックドライバとかとの兼ね合いでしょうから、
どうしようもないですねぇ・・・とくに妙案もないです。
特にブラウジングに支障が出るわけではないので、別にこの程度ならいいかな、とは思っています。

そんなわけで、毎度毎度前置きがなげーよって話なんですが、
いくつかの対策をまとめたファイルを適当に用意してみました。

Opera for Windows Mobile 8.7 カスタマイズキットみたいなもの


・透過じゃないアイコンを修正
・ブックマークや設定などの文字を8pt→9ptに拡大
・隠れていた一部のメニュー項目を可視化
・UserAgentをWS027SHのIEのものに強制的に変更

こんだけのバイナリパッチと、ランゲージファイル、各種設定ファイルをまとめたものです。
・・・まぁ、結局自分が使う用のものなんですけど(笑
ただ、設定ファイルに関しては、特に最適化や高速化しているわけではないので、
最終的には各自で一番使いやすいように調整するのがいいかと思います。

(追記:)実際使ってみて気づいたんですが、Xcrawlが軽すぎてやや暴走ぎみになりますね。
Opera10のカーソル暴走と関連があるのかどうかは知りませんけど・・。
XCrawl Scroll Amountはもっと小さい方がいいかもしれないです。1とか2とかで十分かも。

ちなみに、input.iniもこんな感じで、

:左へフォーカスを移動、左へ行けなければ上へ
:右へフォーカスを移動、右へ行けなければ下へ
:進む
:戻る
BackSpace :リンク選択時にショートカットメニューを表示

1 :前のタブ
2 :次のタブ
3 :ブックマーク(の編集画面)を開く
4 :左へ画面を移動、左へ行けなければ上へ
5 :新しいタブで開く
6 :右へ画面を移動、右へ行けなければ下へ
7 :ページの最後へ移動 ←→ ページの先頭へ移動
8 :タブを閉じる
9 :ページ内の次の見出しに移動
0 :画面幅で表示 + 100%ズーム
# :PCモード → ハンドヘルドモード(ケータイモード)+150%ズーム
* :全画面表示 ←→ 通常表示

特にこだわりもなく適当に置いただけなので、
各自で使いやすいように割り当ててください。
どれもオススメのアクションなので、知らないものがあった場合はぜひお試しを(笑

テンキーのアクセスキー機能を無効にしてやろうか最後まで悩みましたが、
携帯サイトはともかく、やっぱりp2とかでは便利だと思うので、そのまま残してあります。
まぁ、テンキーが使えなくてもある程度までは操作できると思いますし・・・。

5 Responses to 【灰鰤】時代に逆らってアドエス用Opera 8.7を本気で使う

  1.  

    Opera Mobile 10をHYBRID W-ZERO3にインストールして使ってみたのですが、何か、もうひとつしっくりこなかったところでした。KawasemiさんのおかげでAdvance W-ZERO3 [es]で慣れたOPERA 8.7が使え、さらに表示がとても見やすくなりました。Willcom公式サイトがOPERAで閲覧できるようになったのはうれしくなりました。ありがとうございました。

  2.  

    わざわざコメント頂きましてありがとうございます。

    最初、自分の中でOpera8.7自体が物凄く今更感がありながら進めたネタだったんですが、
    最近ダラダラ巡回していると、ちょくちょく見つけてパッチを使っていただいている方もいるみたいで、
    灰鰤ユーザーのブラウザ選択に苦労している様子が伺えます。

    そういえば、思ってたよりも公式サイトを利用している人が結構いるみたいで、
    うちもW+Infoのキャンペーンの応募券回収にOpera 8.7を使ってます(笑

  3.  

    テンキーの「*」と「#」が使えなくなってしまっていてかなり痛いです。
    とありましたが、「*」と「#」の後に【shift】を記述すると使えますよ。

    一応ご参考までに。
    http://nakao312.exblog.jp/14317306

  4.  

    ああ、えーっと、「*」と「#」が使えないというのは、
    ソフトキーを押したときに出てくるメニューや
    タップホールドした時に出てくるコンテキストメニューを開いたときに、
    その状態のままテンキーで実行できるショートカットの話でして・・・。
    ランゲージファイルを編集することで実現しています。

    http://my.opera.com/kawasemi/blog/2007/12/20/wmopr-10key

    そこに、アドエスでは「*」と「#」も配置できたのですが、
    灰鰤だとどうもダメみたいなんですよね。

    input.iniによるブラウジング中のテンキーショートカットの「*」と「#」は、
    アドエスの頃から、「shift」の記述が必要だったみたいです。

  5.  

    回答ありがとうございます。
    トンチンカンなコメントを残してしまい、申し訳ございませんでした。

    これからランゲージファイル編集の部分も研究してみます。

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