国内でスマートフォンを使っている人にとっては、
SIMフリー端末を使う魅力のひとつにテザリングがあるかと思います。
普通の携帯キャリアで購入した端末の場合は、
一般的にテザリングの項目がロックされており、
有料のオプションに加入することで有効になったりします。
この影響で、携帯キャリアの中古の白ロムを購入して
自分でMVNOなどに加入して使おうと思っても、
テザリングがロックされていて使えなかった、なんて話もよく耳にします。
前置きはさておき、国内で販売していないWPですが、
基本的にSIMフリーとして販売しているモデルに関しては、
当然テザリングは普通に実装されて使えるようになっています。
(Windows的な慣例にならって「インターネット共有」という表記)
…と言いたいところですが、実はこれ、グローバル仕様であるものの、
使っている地域や国などによって、現地の事情を考慮する?仕様になっており、
日本で使うような状態に設定してあると、
こんな風な何を言っているのかよく分からないメッセージが出て、
テザリングを有効できないという場合があります。
WP8.0の端末の場合は、インストールしているキーボードによって
使用している国を判別していたという仕様が判明していて、
キーボードの設定を、テザリングが許可されている国、
例えば韓国などのキーボードに変更することによって、
テザリングを有効にすることができていました。
(一度有効になれば、設定を戻しても有効なまま使える)
ところが、WP8.1から(かどうか、具体的には分かりませんが)
この方法ではテザリングが有効にできなくなっていて、
ちゃんと、挿さっているSIMカードによって、
使用している環境でテザリングが許可できるか調べているようです。
逆に言えば、テザリングが許可されたSIMカードさえあればいいので、
もし、いろんな種類のSIMカードを持っている人は、
いろいろ挿してみると、もしかしたらいけるようになるかもしれません。
うちの場合は残念ながら手持ちのSIMカードでは有効になりませんでした。
(DとかSBの銀とか…MVNO各社も結局Dなので意味無し)
少し検索してみると、とにかく情報が書かれてさえいればよくて、
必ずしも実際に通信できる必要はないそうで、
iPhoneのアクティベーション用SIMとかを利用するのが定番になっているとか。
仕方ないので、アクティベーション用SIMを買ってみました。
ソフトバンク向けのiPhone4/4S用とうたわれているもの。
いろいろ種類がありますが、どれも数百円程度。
今回も尼で300円くらいのモノでした。
挿し換えて起動してみると、もちろん通信は使えませんが、
Softbank JapanのSIMとして認識しました。
特に何かするでもなく、そのまま電源を切って、
ちゃんとしたSIMの方に戻して起動してみると…
あら不思議。
普通にテザリングできるようになっていました。
結局のところ、SB iPhoneの黒SIMがあればよかっただけなのかもしれませんが、
まぁ、今後のことを考えると、アクティベーション用SIMも
ひとつ持ってると便利かもしれませんね。
ただ、そういう意味ではnanoSIMにしておけばよかったかも…。
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