2月23日に突然マウスコンピューターがWP端末の開発を発表してから一週間。
日本国内の各WPコミュニティでも盆と正月が一斉に来たような大騒ぎになりました。
●マウス、SIMロックフリーWindows Phone端末の開発に着手
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150223_689392.html
このマウスコンピューターの発表の後、
●京セラ、Windows Phone搭載スマホのプロトタイプをMWCで披露
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20150224_689831.html
京セラがプロトタイプではあるものの、TORQUEのWP版を発表。
実際に国内で発売があるかどうかは未定。
●freetel、2015年夏までにWindows Phone 8.1搭載スマホを国内販売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150227_690388.html
そして、昨今のMVNOで勢いに乗るfreetelも端末を発表。これは正式発表。
ここ3年くらい何の音沙汰もなかった国内のWP事情ですが、
一体何があったんだというくらい突然のプレリリースラッシュとなりました。
もうちょっと深く掘り下げようとしている記事もあり、
●PCメーカーが続々スマートフォンに参入する理由
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20150223_689555.html
とか
●マウスコンピューターは、スマホメーカーとして成長するか
http://ascii.jp/elem/000/000/983/983741/
とか。
確かに、日本マイクロソフト(MSKK)の動向も気になるところですが、
もともとMSKKも各PCベンダーとの繋がりがとても深いでしょうし、
単にやる気が無かっただけ、という見方の他にも、
今回のようなサードパーティに配慮して、Lumiaの投入を先延ばしにしていた、
…という可能性もひょっとしたらあるのかもしれません。
それはさておき、こうなってくると気になるのは実際に投入される端末。
TLで見かけた @parupo1467 氏のまとめによると、
3機種の比較はこんな感じかね (間違っている可能性あり) #wpjp pic.twitter.com/E579pZTJa9
— パルポー (@parupo1467) February 27, 2015
マウスコンピューターの端末は全容がまだほとんど公表されておらず、
他所に出し抜かれないように「とりあえず言ってみた」感が満載ですが(笑
基本的にはイチから開発している、というよりは、
中国あたりのベンダーのOEM品がベースになると思われますので、
まだいろいろ選定中だったり交渉中だったりするのかもしれません。
カメラや側面ボタンに注目してみると、Jiayu G4とかいう機種に雰囲気が似ている気もしますが、
http://www.gizmochina.com/2013/01/17/table-of-specs-jiayu-g4-standard-edition-and-flagship-ediyion/
↑ Jiayu G4
少し古いAndroid端末ですし、そもそもプレリリースの画像自体も胡散臭いので、
あまり参考にはならないかもしれません。
【追記 3/4】
マウスコンピューターの端末は、Innos M54TE というモデルをカスタムしたもののようです。
●Androidは検討しなかった。最初からWindowsをターゲットに
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20150304_691051.html
結局、ほぼ丸買いという事みたいですが、まぁ想定内でしょう。
京セラの端末は他所よりも頭ひとつ抜けて高級品になりそうではありますが、
TORQUEシリーズの既存の端末をある程度流用したような感じになるんじゃないかとも思うので、
なんとなく雰囲気は容易に想像できそうな感じではありますね。
freetelの端末に関しては、こんな情報があり、
freetelが発表したWindows PhoneはKAZAMが発売するThunder 450WLと同じもの? #wpjp http://t.co/iN4yq4wgKb pic.twitter.com/6BfZzCvQpQ
— パルポー (@parupo1467) February 27, 2015
うーん、なるほど、確かに、
こっちは、Kazam Thunder 450WLそのまんまっぽい。やっぱ丸買いか(笑
まぁ、freetelは元々自分のところで一切開発してないので、当然と言えば当然ですが。
同社の既存のAndroid端末と同じように徹底した低価格路線で行くという事でしょう。
それはそれで歓迎ですしね。
価格帯としては、すべてLTEにも対応している事から、2万円前後以上になる事は確実なので、
途上国向けにマイクロソフトがやっているような激安路線というよりは、
とりあえず、ASUSのZenfone 5のようなミドルレンジ路線で行くんだと思われますが、
できるだけ競争力のある価格になるように期待したいところ。
過去に初代W-ZERO3が売れまくったり、IS12Tが発売当初に売れなかった一因に、
価格面での影響っていうも少なからずあったと思いますので。
というわけで、国内で「買う端末が選べる」という奇跡的な状況に困惑しつつも(笑
今後の続報を見守りたいと思います。
そろそろ本腰を入れてSilverlightアプリからWinRTアプリに移行せねば…(遅
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