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血液疾患とそれに伴う脾腫についての記録(6)

そして、13日の水曜日。
その日は予約診察が60分ほど遅れていて結構待たされた。

ようやく診察。
そして、先週の採血の結果を聞かされる。

「血小板112万・・・うーん、結構急激に増えてますねぇ」

あっ、そうですか・・・。
平然を装うも、心の中では腰を抜かしそうなほどビックリしていた。
先々週の土曜日が70万ちょっとで、それが先週の水曜の時点で既に110万以上である。
どう考えても増え方が尋常じゃないのはそんなに詳しくないうちでも分かる。
100万以上の血小板増多症は、既に重度の領域である。
1週間経った今の時点だとどこまで増えてるんだろうか・・・既に気が気ではない。
もう、あからさまに落ち込んでいるのが顔に出まくっていたんだろう。

「まぁ、150万くらいまでは、大丈夫ですから、安心して」

既に理屈云々ではなくて、単なる励ましである。更に自分で自分が情けなくなる。

「とりあえず、骨髄検査しましょう。先週お話しましたよね?」

先週の時点ではまさか・・と半信半疑だったが、この結果では素直に頷くしかない。
人生初、骨髄穿刺(マルク)体験である。

ベッドの並んでいる処置室の一角にカーテンで覆われているベッドがあって、そこへ誘導される。
今回は胸から行うということで、上半身裸になりベッドに仰向けに寝る。
枕を外して行うため、これ以降は状況を全く見ることができない。

「これは、1日に何回も行っている日常的な検査ですからね、特に心配は要りませんよ」

心配はしていなかったが、聞いたところによると結構痛いことが多いらしいので緊張してしまう。
まず消毒してから麻酔。痛みを確認されながら結構深いところまで注射されたようだ。
それから、吸い取り器みたいなのが登場。肝心な部分が全然見えないのもなかなか怖いもんである。
それが刺さっても麻酔のおかげで特に痛みはない。

「今削ってますからね~」

と言いながらゴリゴリと何回か胸に圧力が加えられていく。状況的に生きた心地はしない。

「今吸いますからね~」

おおおおおおぉぉぉ、特に痛くはないものの、本当に内側から何かが吸われいく感覚がハッキリある。
誰かが『魂を抜かれる感じ』と表現していたが、まさしく的確な表現と言ったところか。

「抜くときに痛いですけど、痛いのは上手くいってる証拠ですからね」

うう、少し痛いです。ただ、話に聞いていたような激痛ではなかった。
麻酔のせいなのか、先生の神業によるものなのか、単にうちの胸板の薄さによるものなのか・・・。
で、処置後は、自分の手で圧迫して止血。漬物石でも用意してくれれば便利かもしれないのにと思った。
止血後は、看護士さんに消毒と絆創膏を貼ってもらって終了。
いやぁ、結果はどうであれ、これは貴重な体験だった。

とりあえず、他に左脇の痛みを訴えてあったため、来週20日に胸部CTと即日採血後に診察という予約を取ってもらい、
その日は帰宅することになった。
結局、血小板増多症と脾臓についてはまだ治療も始まってない状況だが、
まぁ、こればっかりは検査結果を待つしかあるまい。

コメント

  1. yokoyoko より:

    こんばんは
    はじめまして、YOKOYOKOといいます

    9月22日に僕も骨髄穿刺しました。。
    理由はまったく同じ血小板の量が異常で、139万とのことです・・・
    わかった理由は、9月19日にたまたま別の簡単な外科手術の血液検査で
    異常がわかり、あっという間に血液内科に行くよう指示されました。
    胸からずい液をとられる感覚・・なんとも言えないです。
    血はいくらでも取らせてあげるけど、あれは精神的にきますね。

    自分の結果は10月13日ということです。
    左脇の痛みとかは今のところないのですが
    自分も節々が痛いです。
    3週間生きた心地がしません・・・

    じっとしてるのも不安だったので色々検索したら、このブログを発見したので書き込みました。

  2. kawasemi より:

    はじめまして、こんにちは。Kawasemiです。

    こんな僻地にてコメントくださったのもそうなんですが、
    同じような症状の方がご覧になってたというのが一番の驚きです。
    私も結構検索したんですが、医学方面の技術的な資料はたくさん出てきても、
    実際にそういう症状で困ってる方となると、ほとんど居られないようで、
    これからどうなるのかなぁとか不安に思ったりしながら過ごしています。

    今週診てもらった話も、また後から書こうと思いますが、
    やっぱり、不安になって落ち着かなくなったりするのもあまり体にはよくないとの事で、
    今は結果はどうあれ、それを素直に受け止めて、前向きに治療していこうと思っています。
    数年前と比べても、今では薬も結構整っているらしいですし。

    実際、不安になるなって言う方がムリな話だとは思うんですけど、
    気持ちだけは折れないように頑張っていきましょう。

  3. yokoyoko より:

    Kawasemiさんこんばんは。

    ここ一週間での急な出来事で、一人で焦燥感を感じていたときに
    ほぼ同時期におなじ症状で悩んでいるKawasemiさんのブログを見つけて
    一人じゃない気持ちになり、少し落ち着きました。
    僕もこの先どのようなケースに進んでいくのか調べたのですが
    ほんとに、症例が少ないのか検索しても、同じ悩みを書いている人が
    いませんね。

    不安はつきませんが、たしかに病は気からかもですね。
    悩んでたら他にも影響が出そうなので
    結果が出るまでは、とりあえず今までどおり過ごすつもりでがんばります。

    また何かわかりましたら教えてください。
    僕も何か進展があれば書き込みます。
    頑張っていきましょうね。

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