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血液疾患とそれに伴う脾腫についての記録(1)

この記事をポストするかどうかは内容が内容だけに非常に迷った。
しかし、自分自身が冷静な状態であるのを確認する為と、もしかして世の中にはこんな記事でも役に立つ人がいるかもしれないとの思いから、この記事を書くことにした。
ちなみに、最近更新がなかったのは、主にこの記事の内容が原因であった。

8月も下旬に差し掛かった頃、やや左よりの上腹部(あばらのすぐ下あたり)に少しながら違和感を感じるようになった。
これで自慢になるとは思えないが、うちは今まで胃が痛くなったことがない。
ところが、ちょうどその頃家庭内でちょっとしたトラブルがあって、珍しくイライラしていたのもあって、
そのせいで胃が痛くなってるのかな?・・・もういい歳だなぁと呆れながらもとりあえず気にしていなかった。
ところが、1週間経つうちに、だんだんとその部分の痛みが増してきた。
具体的には「痛い」というのとは少し違うのかもしれない。
張っている様な、何かが詰まっている様な、とにかく今まで全く体験したことのない症状である。
特徴的なのは、空腹時と寝る前になると痛みが増幅してきて、日常生活に支障をきたす寸前にまでなりそうだった。
とりあえず、症状の出始めから胃の病気を疑っていたので、そっち系の病院に行くことにする。

9月2日。地元にある内科に行く。ここは胃腸科がメインでその辺に関しては地元でもちょっとした有名な医院である。
胃の病気ならまぁここで間違いないだろ、と我が加齢を呪いつつ診察室へ。
問診では、どんな時に痛くなるとか、ストレスがどうとか、ほぼ予想通りのやりとりが続いていた。

・・・が。

「具体的にどの辺の場所が痛いですか?」と聞かれて、左よりのあばらの下あたりをさすりながら答えると、先生は急にしかめっ面になった。
「うーん、そのあたりは胃じゃないんじゃないかなぁ?」
え?・・・予想外の言葉にこっちが面食らってしまった。
確かに、胃の痛みを一度も体験したことがない。似たような場所だから勘違いしてしまったのか。
「胃だったら、痛くなる場所はもうちょっとおなかの中心の方なんですよ」

これ以降は、うちの全く想像できなかった状況が続いた。
すぐに腹部エコー検査。
「やっぱり胃は問題ないですねぇ・・・ん、脾臓が大きいなぁ、脾臓。通常の1.5倍くらいありますよ」

 “ひぞう”?

言われた瞬間、なんかの秘密が隠されていそうだと思ってしまったくらい中学生の理科の知識が完全に抜けきっていた。
先生が簡単に説明してくれるものの、さっぱり理解不能でほとんど右から左に抜けていった。
その後、すぐに腹部CTスキャン。これも多分小学生以来の体験である。
もちろん全然痛くも痒くもないんだが、撮影中にあの原子力のマークをしたLEDが点灯するのはあまり気持ちのいいもんじゃない。
その次は、採血。会社でやってる健康診断よりも少し多めに採られた。

CTの結果はすぐ出るので、再び診察室へ。うちの写真を貼ってから別の健康な方の写真と比較されながら説明を受けた。
脾臓は、普通は胃の後ろに隠れるようにしてあるのに、うちの写真は肥大化して脇腹を迂回して少し前にせり出てしまっていた。
説明では、普通は後ろ半分に収まっているので、前半分にはみ出している時点でおそらく異常、と。
ただ、人によってはもともと大きめの人もいるので、とりあえず血液検査の結果を待ちましょう、となった。
明らかに胃は関係ないみたいだったが、痛いと言ってしまった為か、一応胃薬だけ処方してもらった。
次に効いたか効かなかったかを報告してくださいと。
まぁ、その時には自分の状況は大体把握できていたので、なんとなく効かないのは分かっていましたが。
で、帰り際に先生は言った。

「本当に脾臓が大きくなっているのだったら、血液疾患の可能性が高いです」

コメント

  1. より:

    こんな記事でも、と仰いますが、こんな記事だからこそ私には役に立ちました。

    婚約者の彼が、定期的な健康診断の次の日に、脾臓が大きいとお医者さんから言われたそうです。お互い20代後半です。
    その次の週にはリンパの検査と、その他の検査をするそうですが、現在私達は海を越えた遠距離で、どんなやり取りをしてるのかリアルタイムで分からないのです。
    なので、お医者さんとのやり取り、検査の間の期間、症状などの細かい内容を拝見できるのはとても安心しました。

    脾臓が大きい事、リンパの腫れも確認できた事、それ以外何も症状がなく、至って健康で運動も定期的に行っていて、ケロッとしています。 その2-3日後に喉が痛くなって来たから、風邪かな? と言っていましたが、”脾臓 リンパ” で調べて出てくる病名にお互い、言わないですが、凄く怖い気持ちになっていると思います。

    カワセミさんのブログで定期的に通院をすれば普通に生活できるとの事なので、少し安心しました。
    まだ何が原因かは分かっていませんが、色々なパターンがある事を詳細と共に知るのは凄く貴重です。

    本当にありがとうございます。

  2. Kawasemi より:

    わざわざコメントありがとうございます。

    いろいろ検索しまくってお調べになっているんだと思いますが、
    いやぁ、当時の私にもそういう時期がありましたからねぇ…、
    ご心配されるお気持ちはよく分かります。

    もし似たような病気だという話になれば、いろいろ情報を共有できる部分もあるかとは思いますので、その時はよろしくお願いします。

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