そろそろ本格的にPSO2の足音も聞こえてきそうな感じになってきていますが、
グラフィックボード界隈でも、もうそろそろRadeon HD 7000シリーズが出揃いそうになってきました。
PSO2に向けて環境を揃えるのであれば、なかなかいいタイミングなのではないかと思いますね。
で、このHD 7000シリーズ、久しぶりにアーキテクチャが一新されるそうで、
以前のものから比べても、かなりのパフォーマンスアップが期待できそうです。 …
先行して出る、HD 7970のレビューなどでも、
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20111227_501924.html
http://www.4gamer.net/games/135/G013536/20111223007/
おおむね好評で、これは期待せざるを得ない感じになってきました。
・・・というのは、いわゆる懐の暖かいコアゲーマー向けの話でして、
正直な話、うちのようなショボい激貧パーツにすぐ飛びつく乞食ゲーマーとしては、
さすがに、HD 7000シリーズは、前評判の高さもあって、設定価格もなかなか強気で、
国内代理店の利益も含めると、簡単には手を出し辛いくらいの値段になりそうなのが心配。
既に国内でも一部のHD 7970が出荷開始されているという話ではありますが、
55,000~65,000円辺りの値段になるんじゃないかという事で、
もっとも、初動なのでいわゆる「ご祝儀価格」なのはまず間違いないのですが、
そうでなくても、もしHD 5850/5870クラスのロングセラーになってしまうと、
長いこと高止まりしてしまう可能性もありますし・・・。
別にわざわざ今こんな高いもの買わなくても、安くなってから買えばいっか、っていう気もします。
とここで、現在のラインナップを見渡してみると、
ミドルレンジでは、まだまだHD 6850が人気で、最安で13,000円弱くらいなのですが、
ここにきてHD 6790の価格が下落してきてるみたいです。
HD 6790自体は、HD 6870の選別落ち品というもっぱらの話で、
「値段が高くて電気も食うゴミ」という、例のHD 5830とソックリの評価なのですが、
(ていうかこれHD 6790じゃなくてどうみてもHD 6830だろ・・・やっぱあれか、イメージが悪いのかw)
しかしここにきて某通販でCFDのバルク扱いですが7,980円に。HD 6770よりも安いといういつもの逆転現象。
まぁ、ここまで下がってくれば逆にアリかなと(笑
で、一体こいつのどこかどうアリなのかと言うと、
これを2個買って・・・(←w
ハイ、これで15,960円(笑
CrossFireXで使うことが前提なものの、これで3万円近くするHD 6970クラスのスペックになる(?)わけですから、
ここまで値段が下がった場合に限りですが、そこまで悪くない選択のような気もします。
HD 7シリーズが潤沢に出てきたらあっという間にオワコンになってしまいそうですが、
むしろそれの値段が下がるまでの繋ぎ、的な意味では存在意義が全くないわけでもないかと。
いやまぁ、これをお読みの方がツッコミたい内容はよ~くわかりますよ。
ロード時の電気代が結構上がりますので、付けっぱなして放置とかする類のネトゲには不向きかもしれません。
が、別にゲームしてない時は電気食いませんし、ちょこちょこやる程度ならそこまで酷くは変わらないでしょう。
そもそも、実際のゲームでは常にフルロード状態になるわけではないので、消費電力がいきなり倍になったりする事はありません。
ある程度の一定した負荷なら、カード2枚に分散されていい感じの低負荷で動いてくれますし。
ま、CrossFireXだのSLIだのはロマンですからね!いーんですよ、細かい事は!!(笑
とまぁ、オチもついたところで普通に使ってみることにします。
買っといてなんですが、うちでは既にHD 5870をCrossFireXで組んでおり、
スペック的には、HD 6790なんかよりもそっちの方が間違いなく圧倒的に速いのですが、
夏場に熱と騒音が凄かったのと、ごく稀にですがBSODになったりしていたので、
PSO2とかPSUででそれなりに動けば十分、っていうのと、より安定してそこそこの環境が欲しい、
・・という期待も込めて、今回構築したHD 6790のCrossFireXとの比較やら何やらしてみようかと。
去年作った激安のPhenomIIマシンを使って、
HD 6790のシングル
HD 6790のCrossFireX
HD 5870のシングル
HD 5870のCrossFireX
というパターンでそれぞれ比較してみます。
ベンチマークくらいならどこでもやっている事ですが、
最終的な目的がPSO2なので、なるべく解像度を高い状態にして、
・CCCでSSAA 4x (Edge-detect)を強制的に適用する
というかなりイレギュラーな環境を用意してみました。
・・・とはいえ、意外とDirectX9でフルスクリーンな、
標準でCFXが有効になるようなベンチマークは少ないみたいで。
(DirectX9では、ウインドウモードだとCFXが有効にならない仕様)
以前からよく使っていたタイムリープ系のベンチマークも、
フルスクリーンに見せかけたウインドウモードで、CFXは有効になりません。
そんな中、それっぽく動いてくれたもの。
ゆめりあベンチ
1280×960/最高(要パッチ)
相当昔から、この手の話になるとよく使われてきたゆめりあベンチですが、
今でも、素直にグラフィックボードの性能を返してくれるので、愛用者は多い。
こんな風にSSAAをガッツリ掛けたら、映像的にもまだまだ戦えますな。
HD 6790 Single : 10783
HD 6790 CrossFireX : 20602
HD 5870 Single : 18321
HD 5870 CrossFireX : 33674
今回も、例外なく事前の想像通りの結果を出してくれました。
HD 6790をCFXにすることで、HD 5870よりチョイ上の、
HD 6950~6970辺りを狙える可能性もありそうです。
リアル彼女 体験版+ベンチマーク
1440×900(32bit)/ハイクオリティ
そもそもアレゲ系だとCFXが有効にならないものばかりで、
有効になってもほとんど意味ないものが多いんですよね。
個人的には専門外なのですが(笑)、一応かなり重そうなので。
HD 6790 Single : 23 A
HD 6790 CrossFireX : 29 A
HD 5870 Single : 30 S
HD 5870 CrossFireX : 31 S
どうもある程度までいくと頭打ちになってしまうようで、
HD 6790シングルのショボさが浮き出ただけの結果に・・・(笑
CFXである程度追いつけているとも言えなくもないですが、
まぁ、これならハイエンドのシングルで十分でしょうね。
ファンタシースターユニバース イルミナスの野望
1280×720/ハイエンド/fear.exeで起動
せっかくなのでベンチマークじゃなくて実動作も、って事で。
上の画像の装備と場所で3分間静止状態にして、その瞬間のGPU負荷をそれぞれ調べます。
HD 6790 Single : GPU1 66%
HD 6790 CrossFireX : GPU1 38% GPU2 37%
HD 5870 Single : GPU1 47%
HD 5870 CrossFireX : GPU1 24% GPU2 24%
こうしてみると、やっぱりゆめりあベンチと似たような感じですね。
フルスクリーンでCFXに対応しているゲームであれば、
5870CFX>>6790CFX>5870>>>6790
みたいなイメージでほぼ間違いないんじゃないかと。
で、今回のHD 6790の総評ですが、個人的には
「7,980円ならまぁ十分にアリ。それ以上だとちと微妙。」
ですかねぇ。
こうして見ると、PSO2に向けて、今現在5770とかを持っている人が、
繋ぎとして、更に6770を追加してCFXする、ってのは結構面白いかもしれません。
6770は5770のリネーム品なので、例外的に5770とCFXを組めますし。
↑にCFXの組み合わせの互換性チャートがあります。
しっかし、チャートを見ると、やっぱり6790って完全に6830ポジションだよなぁ(笑
まぁ、7770に期待してる人も多いと思いますが、
これも最初は値段がいくらくらいになるのか気がかりですからねぇ。
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